藤田 明さん個展 「river」訪問レポート

「水辺の気配を感じ合うカフェスペースとギャラリースペース、両方が理想的に心地よく引き立て合うこのギャラリーでこそ開催したかったんです。」


2023年2月、藤田明(ふじためい)さん(D科2009年卒) の個展が開催されました。
ギャラリーを訪問した遠藤ひろみさん(D科1993年卒)のレポートをお届けします。

会期: 2023年2月1日(水)〜2月12日(日)
会場: River coffee&gallery 東京都文京区西片2-21-6 紅谷ビル1F  https://rivercag.com

ギャラリーを訪れた2月10日は東京では珍しい積雪予報が出された日でした。しっとりと寒い東京の片隅に、心休まるあたたかいコーヒーと、個性豊かで愛らしい表情のカニたち、澄み渡った川が緩やかに流れる景色がありました。
「River」というギャラリーで開催された個展のタイトル、「river」。
明さんは、今回の個展について、次のように語ってくれました。
「沢山のカニを散りばめ、無限に広がる海ではなく、川という流れをぼんやり眺められる、そんな水辺の気配を感じ合う空間づくりを目指しました。カフェスペースとギャラリースペース、両方が理想的に心地よく引き立て合うこのギャラリーでこそ開催したかったんです。制限のある日常から離れて、ゆったりと心地よい自由な時間を愉しんでもらえたら。」
寒い冬の日に浸る、夏の思い出と冬の水辺の景色。
下地から丁寧に仕上げられ、鮮やかで伸びやかな作品は、とても自然体で、名前の通り明るい明さんそのもののように感じました。

手を洗った洗面所で、鏡の横にカニさんを発見。座席でコーヒーを手に取った目の先の、棚下にも隠れていたカニさんを発見。今、何分かな、と見上げた時計の横にも、あんなところにも。
「カニたちを捕まえたら、どこかのお家に連れて帰ってもらって、暮らしていてほしいなって思って。」
殆どのカニさんの里親さんは決まっていましたが(売約済み)、私も一匹つかまえることができました。

コーヒーをいただきながら、工芸高校在学時の話、レタリング検定の思い出話や、これまでのこと、制作のお話も大変楽しく、初対面とは思えない、居心地の良い川辺の時間となりました。
今後の明さんの作品や活動にご注目、ご期待ください。

訪問:2023年2月10日 遠藤ひろみ (D科1993年卒)

ご本人の許可を得て、ギャラリーの風景を掲載させていただきます。

Café space「夏に見たカニを冬に思い出す」(コットンキャンバス、下地材、アクリルガッシュ)

 

カフェスペースには沢山のカニさんたちが。

 

gallery space「頭の支度、目の遠出 冬の水辺」(木製パネル、和紙、模型)

テントを建てたら、ふぅ、とぼんやり川のせせらぎに包まれて
 


川の向こうのカニさんたちにまた会いに行ったり
 


大きな窓辺で戯れるカニさんと、明さんとご友人。「雨になってきたね」
 


カニさんたちのおしゃべりも聞こえてくるようです。
 


藤田 明(ふじた めい) https://meifujita.myportfolio.com
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