会報誌を巡る・第2回「幻の築地工藝會館」

「築地工藝會会報」No2(1956年4月)に「母校創立五十周年記念 築地工芸会館建設趣意書」と「五十周年記念工藝会館建設予定図(下図)」が掲載されています。

「創立五十周年記念事業後援会」による趣意書の一部を抜粋すると「昨年の総会に於て、五十周年記念事業として本会の中心拠點となるべき会館建設案が圧倒的多数の要望となりましたことは誠に当然と謂わねばなりません。会務運営。会員相互の連絡、諸会合其他本会発展のためには喫緊の重要案件で御座います。」とあり「本計画遂行には最低五百八十万円の費用を必要と致しますが、何かと御出費の多い折柄誠に乍御迷遙、本会並に母校教育展向上のため全会員各位に奮つて(原文ママ)御寄附を仰ぎ度、絶大なる御援助御協力を切に御願い申上げる次第で御座います。」と結んでいます。

残念ながらこの計画は実現しませんでしたが当時の同窓会員の熱意とプライドを感じることができます。