F.I科OB.OG展示クローズアップ-1

母校1階のOB・OG展示ギャラリーにてインテリア科(F.Ⅰ科)の展示が行われています。出展者と作品を2回に分けてご紹介します。

岡田里美 (1989年卒)「建築模型」

「建築模型」は設計図をもとに作成する縮小模型です。 設計内容の確認や施主へのプレゼンテーションを目的とし、用途によって縮尺を変えて作成します。 スチレンボードやスタイロフォーム、洋紙、アクリル板をカッターなどで加工し、計画している建物や空間を表現します。

ショルダー三浦孝子 (2014年卒)「木工旋盤作品」

”ドイツの木工旋盤学校で全て手作業により制作した作品群。横顔と招き猫の作品では、普段使いの道具でどこまで繊細な造形が可能かを追求し、木の温もりと技の極限を表現しました。"

村山翰 (2016年卒)「臨界の尤度、⾳楽」 “Likelihood at the critical point, or Music”

身体の写真を基に作製したデジタルコラージュを、牛革にUV印刷した作品。額縁は作品の一部として機能するようデザインし、特注で製作した。浮造りや炙り加工により、木目や色合いを際立たせることで、時間による状態の移行を意識させる。作品が想起させる知覚的なイメージが、実在感をもつに至るその臨界の目前で――聞こえてくる音楽がある。(2025年個展「力量の砕花」展示作品)