中谷先生が『デジタル人格に克 見る・描く・作る力』を出版しました

工芸デザイン科で昭和45年(1970)から平成12年(2000)まで教鞭を取られました、中谷隆夫先生が『デジタル人格に克 見る・描く・作る力』を出版されました。

 人間の生活は常に有意なもの、利便性の高いものを求めてきました。加速度的に進んできた生活は情報機器(ICT)や人工知能(AI)に席巻されつつあります。この、コロナ禍を乗り越えていくために、オンラインやズームによる「新しい生活」が喧伝されています。産業界の思惑もあって、コロナ禍後の学校教育に情報機器や人工知能のツールが早急に導入されようとしています。オンライン授業は、学習につまずいている生徒や障害のある生徒に有為に活用されていますが、同時に学習とは仲間と共に学び合うことで生きた学力になる「リアルな学習」が欠如する危惧もあります。
 情報機器、人工知能による生活が進む中で、人間の作り出した文化、文明を享受して豊かな生活を生きぬく力を育むために、幼児期、学校教育、社会との関わりで、何を重視したら良いか、考え合う視点を明らかにしたいと、この本を書き始めました。

 (巻頭より抜粋)

書誌情報

 価格 ‏ : ‎ 1,430円(税込)
 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2022/12/26)
 発売日 ‏ : ‎ 2022/12/26
 言語 ‏ : ‎ 日本語
 単行本 ‏ : ‎ 196ページ
 ISBN-10 ‏ : ‎ 4344940091
 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344940093
 寸法 ‏ : ‎ 21 x 15 x 1.4 cm