印刷博物館見学会報告


(プロローグ)

この企画は昨年末に同窓会理事と全日制・定時制PTA役員の皆様にお声がけし、今年2月5日(土)理事6名・PTA 4名合計10名の参加を頂き実施いたしました。当日は、都立工芸高等学校の「定時制学校運営連絡協議会」協議委員でもある印刷博物館副館長宗村様のアテンドで、常設展・企画展・印刷工房の見学と体験をしてまいりました。
印刷に関する歴史的な文物のレプリカを展示したプロローグ(写真)と世界と日本の印刷の歴史展示、中でもグーデンベルクが活版印刷を発明する以前、中国で発明された「膠泥活字」(こうでいかつじ)の想定復元についてなど、副館長の解説は詳しく解りやすいお話しでした。
企画展「明治のメディア王 小川一眞と写真製版」では明治時代のコロタイプ印刷での様々な古写真類があり興味深く観ることができ、見学に続き印刷工房での活版印刷の体験もあり楽しい2時間となりました。また見学後の研修室での質疑では、参加者から在校生が見学する場合の提案などもあり有意義な時間でした。

1969年D卒 梶広幸




・参加した伊東さん(1985年F卒)から感想が寄せられました

「思わぬ出会い・日本最初の美人コンテスト写真」

「印刷博物館・ 企画展」見学会(2024年2月3日)に全定PTAの方々と同窓会メンバーとで参加いたしました。
〔印刷博物館 https://www.printing-museum.org/

 常設展示室は、日本と世界の印刷の歴史をたどりながら、多数の貴重な遺産も見ることのできるエリア。印刷工房は、いまでは出会うこともなくなった古印刷機や活字の現品が収蔵・展示されています。ワークショップでは活版印刷を体験できます。
 企画展「明治のメディア王 小川一眞と写真製版」(2月12日終了)では、思いがけない写真との出会いがありました。兼ねてより興味があった浅草公園十二階凌雲閣と、日本最初の美人コンテスト用に撮影された写真。選抜された百美人の撮影をしたのは、写真師の小川一眞でした。正直なところ今までは、写真を誰が撮影したのかという観点では見ていませんでしたが、これからは手がけた人やその背景を想像したりと、あらたな見方ができそうです。
 そしてもうひとつの出会いがありました。印刷工房のインストラクターの方とお話ししてみたら「数年前に工芸高校G科の非常勤講師でした。」とのこと。
 また、PTAの方やご案内いただいた副館長から大変貴重で興味深いお話もいただきました。今回の見学会では、深い知識は無くても、とにかく体験してみれば未知との遭遇があることを改めて教えていただきました。常設展示は専門的ではありますが、とても分かりやすいものでしたので、次回はじっくり時間をかけて見学したいと思います。