A科OB.OG展示クローズアップ-3
母校1階の「OB.OG展示」コーナーで始まりました「A科OB.OG展示」に出展しております作者と作品を3回に分けてクローズアップしご紹介いたします。
尾澤勇(1982年・A卒)
作品名「鳥海颪 ―縄文の風―」
北東北の文化の源である縄文文化のダイナミックさに思いを馳せ、鳥海山から強く吹き下ろす風をモチーフに2022年第9回日展入選。
鍛金技法で制作。 上部は真鍮磨き出し、下部は銅で硫化着色しました。
鈴木泰三(2008年・A卒)
作品名「鍛銅変形銀接合蛸置物」
1.2mmの銅板一枚変形絞り技法で制作れている。蛸の吸盤は銀を使用し本体に接合せている。着色は伝統的な煮色仕上げで着色した。蛸をモチーフにすることで、金属の硬いイメージを少しでも柔らかく捉えてもらえればと考えた。
佐藤麻央(2017年・A卒)
工芸高校卒業後、ヒコみづの・ジュエリーカレッジでジュエリーについて専門的に学び2020年、株式会社桑山にデザイナーとして就職しました。
この「Fuchsia」という作品は、2023年のJJAジュエリーデザインアワードに会社の代表として応募し「準グランプリ・厚生労働大臣賞」「ゲスト審査員賞」を受賞しました。
村井洸(2022年・A卒)
作品名 「これからの伝統」
新しいものが増え続ける今、伝統彫金技法は時代による需要の減少で技術の継承が難しくなっている。専門学校で学んだ技法の他に、地道に続けてきた和彫りを駆使し、その過程で得た新たな表現方法を取り入れ、これからの伝統[新たな表現や魅力]を発信したい。